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2009年12月18日金曜日

ペダル内蔵型パワーメーター(続報)

発売されれば間違いなく「世界最軽量」のパワーメーターとなるはずの「MetriGear Vector」ですが、当初予定されて居た来年第一四半期の発売は絶望的とのアナウンスが出されました。

現状でも、気温、ケイデンス、出力、路面状況、ペダリングの癖等々の違いで個体間で計測値にバラツキが生じるためその対策に追われて居るとのこと。今後も同様の障害が発生するであろうことを考えると「楽観的に見ても第二四半期後半に出せれば幸い」だそう。量産時の歩留まりや管理ソフトの利便性と言った問題ではなくて、安定して正確な計測値を出すと言う根幹部分の問題でここ1ヶ月の間に3ヶ月延びるって言うあたり、これはこの先もっともっと延びそうな予感。発売前に資金ショートで倒産なんてことにならないように願うばかり。

機材スポーツって何かを新しくして自分を奮い立たせるなんて事も結構あったりすると思うのですが、「来シーズンに入ったらパワーメーター導入して本気出す!」って人には間に合わないこと必至です。

2009年12月12日土曜日

サイクルモード(その1)パワークランク出展


昨日から幕張メッセにて開催されて居るサイクルモードのRGTエンタープライズブース(2-05)では「PowerCranks」が写真のような形で展示されて居ます。いきなりの乗車は危ないせいでしょうか流石に試乗車はありませんでしたが、どのようなものかの理解と、パワークランクの達人、ザックさんによる詳しいプレゼンテーションが得られると思います。

デモ機は軽量化のための肉抜きもロック機構もないタフなモデルでした。恐らくは旧型のようで削り出しの跡が目立ちましたが現行品の仕上げはもっとずっと滑らかで奇麗です。実物を見る機会はなかなかないと思いますので興味のある方は是非足を運んでみてください。

その他、こちらのブースには「Assos」のサイクリングウェアと「Ax-Lightness」の軽量カーボンパーツも展示されて居ます。

2009年11月22日日曜日

Compex (EMS機器)で筋力増強

Compex」は自主的な運動なしに筋力が増大すると言う、まさに「待ってました」的なトレーニング機器として2006年に導入したEMS「電気的筋肉刺激」のための装置です。

意思の強弱に関わらず脳からの指令による筋肉の出力には限りがありますが、外部からの電気刺激による強制的な筋収縮は(電流を増やせば)容易にそれを超える事が出来る訳で、それをもって自分の意思では絶対に出来ないような高負荷での鍛錬を実現すると言う、これこそサボりたがりの自分のためにあるような機材に思えたのです。

導入前の思惑としては、仕事のメール等を処理したりする間に自転車に使う諸筋肉の増強を図れるはずだったのですが、やってみるとこれが猛烈に痛くて他のことには集中出来ません。せいぜいTVを見るくらいが関の山です。加えて1メニューに30分を要するので、なかなかあそこもここもと言う訳には行きません。

まあでも痛いのさえ我慢すれば心臓も楽ちんのまま、汗もかかずに見た事のないくらいに自分の筋肉が収縮し続けてくれる訳で画期的であることは間違いありません。その効果は覿面で短期間のうちに筋肉が太くなり、筋力が増します。但し、これだけで鍛えた場合、恐らくは通常のトレーニングでは追随して成長するはずの心肺機能やATPの再合成力、乳酸への耐性等が向上しないんじゃないかと心配でもあります。燃費を落としたり持久力が下がったりの弊害があるかも知れません(この懸念が正しいかどうかは知りませんが、それで「POWERbreathe」を導入したって訳です)。

僕のモデルは初期型の「SPORTS」と言う製品ですが、買ってすぐの頃からケーブルの接触不良が余りに頻繁だったので使うのをやめてしまいました。翌年のサイクルモードで販社の方に伺ったところ、「(一見しっかりして居るように見える)本体側のコネクタがすぐに駄目になるから一度差したら抜かないで欲しい」と説明されました。現行モデルは「パフォーマンス」と言うものに変わって居て、ケーブルの型番も違う(方式も見た目も殆ど同じですが)のでひょっとするとコネクタには改善がなされて居るかも?

長らく埃を被って居ましたが久々に発掘したのでケーブルを新調して引き脚用の筋肉強化等で再開しようかな?と思って居ます。
※購入当時の写真です。


2009年11月19日木曜日

世界最軽量(?)パワーメーター「MetriGear Vector」

来年第一四半期に発売される予定の「MetriGear」社のペダル内蔵型パワーメーター「Vector」に期待して、更新情報はないかとまめにチェックして居ます。

市場に出れば高精度(日々向上して今や誤差は±1.5%)のパワーメーターとしては恐らく世界最小、最軽量の(50グラム+ヘッドユニット)の製品となるはずです。しかもその重量のほとんどはケースと電池でしょうからまさに驚異的。左右のペダルに加わる25グラムはそれが回転部分の最外周って言う欠点も十分無視出来るレベルと言えるかも。

ペダル軸上の踏力を計算する方式ですから、自動車で言うとこっちが「グロス値表示」で、「PowerTap」は「NET値表示」みたいな感じでしょうか?どっちの計測方法が理想かは別にして、各社の高性能の新型ホイールはどれも完組で出されることが多いのでそれらを自由に選べる「Vector」の方式により多くの支持が集まる気がします。

当初は「SPEEDPLAY」のクロモリアクセルモデルに組み付け、調整された状態で発売されることに決まって居るものの、その他のペダルへの対応やユニットのみの販売については今の所未定だそうです。出力を表示するヘッドユニットはこの会社からは提供されないため、ユーザーが別途ANT+対応のものを用意する必要があります。想定されて居る一番手頃なものだと「Garmin」の「Edge 500」で、「Forerunner 310XT」とかでも可能と言う話。

以下、大まかに伝えられて居る情報です。
  • 左右のペダル軸(中空である必要があります)に1つづつセンサーユニットを挿入、クランクシャフトの歪みを出力に変換して,クランク側の送信機からヘッドユニットに送信する仕組み。各種センサーが内蔵されて居てマグネットなしでケイデンスが取得出来たりする。
  • 本体はこの軽さにも関わらずインジケーター付きの充電式で、最新のヘッドユニットである「Garmin Edge 500」のランタイムですら18時間である事を考えれば必要十分と言える「20時間の連続使用」が可能。
  • ソフトウェアの更新等はANT+準拠のPC用ドングルを介して行う。
  • 出力値は左右を別個に取って居るが、当面はより多くのメーカーのヘッドユニットに適応させるために個別のデータを合算してトータルの出力値として扱う構想で、従ってヘッドユニットにもその値が表示される。近い将来には左右個別のデータがモニター出来るようになるはず。(今も日々進歩して居るので発売までに対応出来ちゃうかも?)
  • オプションとしてユニット1個(マイナス25g)のみで取得データを2倍するみたいな使い方も可能らしい。但し同じ計算方式の「ERGOMO」がそれで良い結果を出せなかったので敢えて2個使いを標準とした経緯があるので推奨はしないとのこと。
  • 奇しくも左右のペダルに1個ずつのセンサーを取り付けて使用する仕様になったため「PowerCranks」を使っても正しい出力が取り出せるはずで、自分にとっては実に魅力的。

ペダル内蔵型と言う事でペダルシャフトが中空構造であることと、裏からのヘキサゴンレンチでの組み付け機能を潰しても表側からペダルの脱着が可能な事が必須と聞いて、自分の「ORB」に棒を突っ込んでみましたがちょっと深さが足りなさそう…。将来、ユニットのみ販売になっても搭載は無理っぽくてちょっとだけ残念。

※追記

  • SPEEDPLAY Nanogram Zero」のチタン製シャフトは裏からヘキサゴンレンチで取り付ける方式のため不採用。
  • AeroLite」には中空部のサイズ次第で組み込み可能だが希望するユーザーが少な過ぎっぽいので完成品販売としての採用予定なし。

2009年11月10日火曜日

POWERbreathe (パワーブリーズ)

人間の(有酸素)運動能力は酸素の供給能力によってその上限が決まってしまうので、筋肉を増大させたらそれに合わせた心肺機能、酸素摂取能力の向上を図らないとそこがボトルネックになって、結果として無駄に重たいだけの働かない筋肉を背負う羽目に…。そうならないためには血中のヘモグロビン量を増やすって言うヤバ目のを除いたら、
  • 呼吸筋を発達させて1呼吸辺りの酸素吸入量を増やす
  • 心筋を発達させて1拍辺りの血液流量を増やしたり、平常時心拍数を下げる
  • 筋肉中の毛細血管を増やして酸素の供給をスムースにする
の3つが重要になって来るのですが、この「POWERbreathe」はそのうちの「呼吸筋を発達させる」ためのトレーニング機器です。酸素を取り込む効率を上げることで運動中の心拍数が下げられたり、従来より強度の高い運動に耐えるだけの酸素吸入能力が得られるようになるのです。

これをくわえて居る間は主に吸い込みがキツくなりますが、子供の頃に一晩中気管支炎の発作と闘って居た自分にとってこの辛さは結構楽勝なので再開して暫く継続してみようと思って居ます。

同類のトレーニングは大きめのペットボトルが凹む程に中の空気を強く吸い込むとか、硬い風船を一気に膨らませるとかの反復でも可能だとも思いますが、この商品の部品構成に比して余りに法外な価格が「ペットボトルや風船では得られない何か」を提供してくれて居ると思わずには居られないって、こう書くとなんかヴェブレン効果の見本みたいな商品ですね…。

現在では写真のものに加えて新型も出て居ます。買うならどちらにしても青いのがお薦め。
自分は赤いのを買って失敗、最大に緩めないと窒息します。あと、使った後には唇が痺れるのであんまりやり過ぎると唇周りの筋肉が発達して人相が変わっちゃうかも知れません。

2009年11月9日月曜日

PowerCranksで屋外を実走すると…

今日は主に「パワークランク」のロック機構を使ってノーマル自転車状態にしてサイクリング。パワークランク導入以前よりも巡航速度は上がって来て居ます。ただ、これは今目指して居る脚の動かし方をサボって居る(踏み脚で反対側の脚の引き上げを補助して居る)お陰であって、帰路、実際にパワークランクに切り替えた途端に(それまでよりもずうっとキツい思いをして均一な回転をさせて居るにも関わらず)逆にスピードを落としてしまいます。まだまだ全然引き脚用の筋力が育って居ないことを思い知らされました。


また、パワークランクで外を走ると、ローラー台の上ではほとんど使って居ないと思われる前脛筋(膝下の外側)を激しく使ってしまって居る様子。必要な力が足りなくて本来使わなくて済んで居た筋肉を動員しちゃって居るのかも知れません。

2009年11月8日日曜日

PowerCranksを使ってローラー台トレーニング

遅くに帰宅してローラー台で一漕ぎ一漕ぎ筋肉の動きを確認しながら「PowerCranks」で30分。この位の時間であれば最近ようやく下ハンを握ったまま引き脚を遅らせることなくスムースに回せるようになって来ました。厳密には円運動を意識してペダルを漕ぐと引き脚が踏み脚の速度に間に合わなくなってしまうので下死点辺りから真上に脚を持ち上げて居るような漕ぎ方になって居ます。今の所それが一番効率良さそうなんですが単に自分が貧脚なせいかも。今は定速で回し続けることを優先して居るのでこのまま続けて様子見です。

あと、漕ぎ出しから15分もすると上半身や腕からは拭ったタオルが絞れる程に発汗するのに足は常時乾いたままなんですがこれが正常なのかどうかは不明です。

我慢さえすればもうちょっと続けられるような気もして来て居ますが、ここ数日股間の筋に軽い痛みが出て居るので余裕のあるうちに終了して居ます。まだまだこんなヘッポコ状態なので外ではロック/アンロックを併用しながらの走行をして居ます。ロック機構がなかったら実走に出かける度にノーマルクランクへの(BBも)付け替えが必要になる所でした。

※写真の脚とビバンダムソックスは自分のものではありません。

2009年11月7日土曜日

Kurt Kinetic Rock & Roll ローラー台

Kurt Kinetic」は北米で「1up USA」と並んでポピュラーだと聞くメーカーですが、僕の知る限り日本で扱って居る商社はなさそうです。写真のものは愛用の「Rock & Roll」と言うモデルで、左右に振れることで実走に近いペダリング(ダンシングも)を可能にすると言うのが最大の特長です。前輪用の台もターンテーブル状で、自転車のスイングに合わせてハンドルが切れる仕掛けになって居ます。

メーカーの作ったCMを見ると実に良く振れて居ます。

他にも負荷ユニットが液漏れしない構造であるとか、負荷曲線が極めて実走に近いとかやたらと売り文句が多くて、自信の表れとしてフレームだけに留まらず負荷ユニットまでもが永久保証の対象となって居ます。

「これは面白そう」とメーカーに問い合わせた所、「送料があまりに高くなるから」とかって言う理由で売り渋られたのですが、ポンド安のイギリスでさらに「送料がタダ」って言う有難い小売店を見つけて輸入しました。

アルミのローラーに乗って居る割にはちょっとざらっとした重い乗り味で、実走と比べると踏んで居ないとホイールの回転落ちが(フライホイールは相当に重たいはずなのに)かなり早めです。欠点としては左右の揺れに耐えないとならないことからフレーム幅が120cmもあること(持ち運びには全く不向き)と組み立て時に正立させるのが難しいこと位で、トレーナー用タイアを使って居る限りは音もまあまあ静かだし結構気に入って居ます。現行モデルは粉体塗装の緑が奇麗です。
※「Kurt Kinetic」はメーカーサイトで「世界でただ一つの…」と謳って居ますが、国産の「シロモトのインドアトレーナー」もこれほどではなさそうですが一応左右に揺れるみたいです。

2009年11月6日金曜日

PowerCranks (パワークランク)

楽にというよりは楽しくトレーニング出来るかも?と思って最近導入した「PowerCranks」です。RGTエンタープライズ(「assos」の日本総代理店です)で試乗させて貰ってその場で購入を決めました。

見た目の大仰さには秘密があります。左右のクランクアームが独立して居てそれぞれの根元にクラッチを内蔵することで左右とも正回転方向に回した時だけチェーンリングに出力が伝わる仕組みになって居るのです。
下死点からのペダルの引き上げに反対側の脚の踏力は一切貢献しませんからまさに引き脚だけが頼りです。常時「片足ペダリング×2」の状態で走って居ることになって、結果としてスムーズなペダリングと引き脚に必要な筋力とが同時に得られるはずって言う寸法です。

以下、怠け者レベルの自分が使ってみての感想です。

まずは引き脚が全然出来て居なかったことを痛感させられます。回すペダリングを意識し続ける必要があるのでローラー台での退屈感は軽減されます。しかしそれ以前に・・・
最近ようやく長時間連続で回すことが出来るようになったものの着けたその日は5分と続かない駄目っ振りでした。心拍が上がる前に脚が売り切れてしまうのです。平時のローラー台トレーニングメニューはとてもこなせません。

加えて路上走行中は路面の状況によって逐次ペダリング負荷が変わるので、それに回転を適応させるのが思いのほか難しいです。特に急に楽になった時に踏み足が勝手に加速すると引き脚が間に合わないような事態に陥ります。あと、ダンシングが難しい(そしてキツイ)です。今でも長時間は続けられなくてちょっと油断するとかくっと両脚が落ちて漕ぎ続けられなくなってしまうのです。

そんな訳で今の所ちっとも楽ではないのですが当分はこれで頑張ります。

【その他の特徴】
  • とにかく重たい(元がそこそこのロードレーサーなら1kg以上は重たくなるはず)ので鉄下駄効果抜群です。自分のパワークランクはロック機構付きとは言え、ペダル、シューズまで含めたら多分世界一軽い部類だと思うんですがそれでももの凄く重たいです。
  • 体を後ろに引きにくいため、早めかつゆっくりとしたブレーキングが必要です。
  • (これは慣れましたが)べダルからシューズを外す感覚が従来と変わります。
  • タイトなコーナリング時には内側の脚を上げておかないと落車の危険性があります。
  • クランクアーム長が細かく設定出来ます。最適なクランク長を追求出来るかも。
  • セレーションは、ISIS、オクタリンク、スクウェアテーパーから希望のものを選べますが、最近流行のBBの外にベアリングカップがはみ出すタイプのものはQファクターの問題で使えません。
  • シマノ、カンパ、コンパクトドライブ全適応です。
  • オプションでフロントトリプルにも互換性を持てます。
  • モデルによっては左右のクランクをロックして、通常のクランクのように使用出来ます。
ネットを漁って居るとこれでかなりの鍛錬を積んだ方々がいらっしゃいまして、「Youtube」等にトレーニングの様子をアップされて居ますから興味のある方は是非ご参考になさってください。