2009年11月18日水曜日

世界で3番目に軽い(?)「SPEEDPLAY Nanogram Zero」

「SPEEDPLAY」 も「Nanogram Zero」の登場でペダル(130g)と3穴のクリート(88g)でトータル218グラムと年々軽量化が進んで来ました。

それでも重量面では今使って居る「m2 racer ORB」の方にまだかなりのアドバンテージがあるので食指は動かないはずだったのですが、ここに来てちょっと事情が変わって来ました。

最近「MetriGear」社の発表した僅か50グラム(!!)のペダル内蔵型パワーメーター「Vector」が中空スピンドルである必要上、先ずは「SPEEDPLAY」に搭載されて発売されるってことで、俄に興味が湧いて来たのです。

ペダル踏力を直接計測する方式ですから、自動車で喩えるとこっちは「グロス値表示」で、ハブで計測する「PowerTap」が「NET値表示」みたいな物でしょうか?どっちの計測が理想かは別にして、最近の高性能ホイールはどれも完組で出されることが多いのでそれらを自由に選べるこの方式は回転部分の最外周に重量が増えるって言うのがちょっと難儀ですが、それ以上のメリットが大なのではないでしょうか?

来年第一四半期に発売が予定されて居る「Vector」は、「SPEEDPLAY」のロード用クロモリアクセルモデル(下の絵のもの)に組み付けた状態のみ、とのことでチタンアクセルモデルはありません。逆に、シャフトさえ変えなければ計測上問題ないでしょうから「Nanogram Zero」に「Vector」からシャフトごとユニットを移植すれば、別途必要なANT+準拠のヘッドユニットの重量を加えても当面世界最軽量の「パワーメーター」が得られることになりそう。

ヘッドユニットで想定されている一番手頃なものは「Garmin」のニューモデル、「Edge 500」で、現行モデルだと「Forerunner 310XT」でも可能かも?と言う話。

本当は自分で組み付けてキャリブレーションするユニットの単体販売をしてくれると有難いのですが、残念ながら当座そう言う予定はないそうです。

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