2009年12月15日火曜日

サイクルモード(その3)チタン製ボトルケージ


カーボンパーツ全盛の中、かつては軽量チタン製パーツのブランドとして知られて居た「TITEC」からオールチタン製ボトルケージが出展されて居ました。スマートかつ丈夫そうなデザインで最新のカーボンフレームに取り付けても違和感はなさそうですが、素材の硬さの割に左右の腕が短くなるのでボトルの脱着はかなりキツい予感がします。実測27グラム(カタログ値25グラム)とか。

これ、2007年のサイクルモードでOGK(技研の方)から出展されたもの、また、「Token」のチタニウムシリーズ「Atik」として売られて居るものとも同じものですが、実は海外の通販サイトで既に色々な名前で極めて安価に売られて居る台湾のノンブランド製品。海外のユーザーフォーラムではネジ取り付け部のプレートが容易に破断するトラブルも報告されて居て、溶接時の酸素の遮断を怠って居るに違いありません。

チタン製品の価値や信頼性はひとえに作業環境(設備)と溶接技術にかかって居るので「TITEC」ブランドに期待して購入すると痛い目を見るかも。

オールチタン製ボトルケージと言えば、元祖「KING」が有名です。

うちにはこれが新旧2個あって、両者の購入時期は15年も離れて居ます。それでも先に入手したものが取り付け用ネジ穴の間隔が狭い(規格が変わったのかな?)こと以外に現行品との違いはなくて、今でも古びれることもなく、あたかも同時期に買ったもののように使えて居ます。最新パーツも良いけどこう言う製品も素敵です。20年近く前の軽量パーツなので今となってはやや重の30グラム程、デザイン的にも今時のカーボンフレームとはミスマッチかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿