2009年11月11日水曜日

ロードバイクの軽量化(その1:目標は4kg切り)

一時期自転車の軽量化に夢中でした。加減速が多い状況や登坂時に自転車がもの凄く軽ければ「その分だけ楽になるはず」って言う物理的な効能と、「今、自分は他の誰よりも楽なはず(だから頑張れ)」って言う励まし効果とを期待して居たのです。

今の愛車は概ね2005年に組み上げたものですが、その前年、海外のショーに登場したデモバイクはギリギリ4kg、この年にはダブルレバー仕様のリアを7速化した状態で3.7kgを記録したものがあったので、ブレーキレバーでの変速とリア10速を確保したままの4kg切りを目標にしました。

その年の初めにメーカー発の重量を頼りに机上でパーツを構成してみて、なんとか目標の達成が出来そうな線を見つけたので一気に発注して、届いたものから組み立てて行きました。間に合わないものはストックパーツや代用品の購入で間に合わせて、その年の初夏に組み上がった時にはトータルで4250g(ほぼ上の写真からGPSとボトルを外した状態)でした。フレーム、タイヤ、ホイールと、一部誠実なメーカーの公称重量は正当なものでしたが、残りの軽量パーツ約2kgのはずの分が250gオーバーで、業界標準のサバ読み度は平均してプラス方向に約10パーセントって所でしょうか。
(そう言えば「OGK MOSTRO」も見事にその位でした。)

その後、使ってみて問題のあったものをより信頼性の高いものに変更したり、また、組み立て中に発売されたよりデザインの気に入った新製品に換装したり、発注から大きく遅れて納品されたもの(1年以上かかったものも…)を組み付けたりして、日常的にまあ安心して楽しめる状態(下の写真)に落ち着いた所で測ってみると4.5kgに…。
初期状態から超過して居る大きな所はタイヤで、「軽量」を謳う自転車の定番であるTUFOの100グラムチューブラーからコンチネンタルのCompetitionにした分が前後で+270g。それからヘッドセットをより信頼性の高いKINGに換装して+60g、ブレーキケーブルを金属ワイヤーに換えて、そこからその間に交換したパーツの小さなマイナスが積み重なった結果がこの値です。

先日、2年前に注文した「ax-lightness」の「zeus」ステム」が届いて久々の減量。部品1個の換装で40g程軽くなったんですが、今はパワークランクを使って居るので、そのこと自体に何の意味もなくて、自転車本体だけで5.8kgもあります。そのトレーニング効果が十分に出た暁にはクランクを元に戻すつもりでなので家の在庫パーツで4kg切りに再挑戦してみようかと思って居ます。

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