2009年11月20日金曜日

Schmolke TLO ハンドルバー

今のロードレーサーを組み上げた2005年当時、最軽量のハンドルバーは「Schmolke TLO」でした。

それから4年、現在では後発の「ax-lightness」の「 Ax.4000」(本年夏発売)との重量差がプラス5グラム±10グラムと言うポジションになって居ます。運が悪くなければ「Ax.4000」に置き換えるとより軽量化が図れるのですが、いわゆる下ハンに相当する部分を完全に失ってしまうことと、20mm幅広になることから導入にはちょっと躊躇して居ます。

バリエーションについては当時の1タイプ(現在「Ergo-0° TLO」と呼ばれて居るもの)のみから、クランプ径やハンドル形状の異なる5種類が展開されるまでになり、この手の規模のメーカーにしてはもの凄く入れ込んで居るように思えます。

TLO」の重量は400ミリ幅(ここの寸法表記は外/外なので芯/芯だとおよそ380mm相当)で今でこそそんなには凄く思えない実測130グラム、そうは言っても、クランプ部以外は紙のように薄いので、TT用の装備を着ける場合にはそこを補強したものを別注する必要があって、重量は+8グラム、あと、ノーマルの「TLO」は下ハンをダイエットして居るのですが、そこを伸ばしたいなら+7グラムです。

この手の軽量カーボンパーツには大概締め付けトルクが規定されて居ますがこの商品の場合、「ステムに取り付ける際の締め付けトルクはグリスアップしたボルト使用で5.0Nm(以前使って居た「Syntace F99」の場合は3.5Nm以下)、但し、フィッティングペーストを使う場合は3.5Nm、グリスレスのボルトの場合は+1.0Nm、シフターの組み付けはマウンティングペースト使用で4.0Nm」と、過去に色々事故があったんだろうと勘繰りたくなる程にやたらと注文が多くて、このハンドルの導入に合わせて0.1Nm単位でプリセット出来るトルクレンチを新調する必要に迫られました。自分の場合、この間入手した「ax-lightness Zeus」の規定トルクが3.0Nmなのでそこは低い方に合わせます。

Schmolkeのハンドルは「Ax.4000」より柔らかく、しなる(からダメ)と言う事も聞きますが、単体でギュウギュウやったり、硬いステムと合わせた状態で比べると「まあ、確かにそうかもですね」と言える位。逆に柔なステムなら気にならない位の差だと思います。

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