直接の軽量化とはちょっと違いますが以前から不思議に思って居るのがディレーラーの作動幅を決める「リミットスクリュー」。ここだけプラスネジになって居るのですが何かそうすべき理由があるのでしょうか?
レースの中継で、メカニックが走行中の自転車に車を横付けして調整して居るシーンが映されることがありますが、そう言う不安定な状況下でのサービス性からの要求なんでしょうか?でも、そんなことはしないはずのMTBのディレーラーも同じくプラスドライバー仕様なので単にそれだけが理由でもないような…。
自分の用途だと他のネジがほぼヘキサゴンレンチで扱えるのにそこだけドライバー持ち出して整備するって言うのは億劫なので、前後ともヘキサゴン対応に換えてしまって居ます。フロント(上の写真)はアルミ製、リア(下の写真)はアルミだと頭が大き過ぎて入らないのでより丈夫なチタン製の頭をちょっと削って入れました。これで携行ツールも減らせます。
一般にボルトの軽量化とは「鉄」→「チタン」→「アルミ」→(カーボン)と換える事で素材の比重差を利用するものです。1ステップの軽量化だと嬉しさは少ないですが、純正品の鉄ネジがアルミ製に換装出来たりするとかなり得した気になれます。錆びる部品が減って行くと言う所も大いに魅力的です。もう一つ、中空ボルトの採用と言う手があるのですが未だみつかりません。3年前から狙って居たここは本国サイトが消えて居るのでもう潰れてしまって居るかも。
カンパニョーロ・レコード(10S)のフルセットの場合、比較的簡単に純正よりも軽量な物に交換可能なボルト、ワッシャ、アクセル、ほか各種特殊パーツは40個程で、アルミ/チタンの混成でトータル155グラム、オールチタンだと170グラムだとか。(ペダルは別にして、シートポスト用ネジとかハブシャフトをも含んで居るのでやや大きめの数字です。)
このうちフロントディレーラー9パーツのアルミ化では僅かマイナス1〜2グラム。リアはフロントと比べれば大型のパーツの換装になるのでもう少し効果有りとは言え、1箇所での効果はどこも結構小さくて、それでも全部かき集めれば、主にスチールボルトで組まれた純正品のセットと比べて100グラム程度の軽量化が望めるそうです。(自分の場合、端から換えて行ってしまって居るのとカンパニョーロ製部品をあんまり使ってないので正確な所はちょっと不明です。)
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