2009年11月13日金曜日

超軽量タイヤ 「TUFO Elite 100g」

車体の軽量化に際しては回転部分、特にその外周部分で大きなメリットが得られる事から、タイヤの減量は最も効く訳ですが、走りの質を決定する最重要の部品であるためいくら軽いからと言ってそれだけでは安易に採用出来ません。

それでも、とにかく数字的な軽さを求めるならば超軽量デモバイクの定番タイヤである「TUFO Elite 100g」、これ一択で他は考えらません。手元にある4本が公称通り皆100gを切って居て実に立派です。「TUFO」には同デザインの「Elite <110g」、「elite>120g」と言うのがあるので、これらを作った際の選別品なんじゃないかと思います。もっとも、軽さも性能のうちとは言えこれを屋外の一般道で常用するのは色々と問題がありました。もともとがトラック用タイヤなので仕方ないのですが…

  • タイヤ径が18mmを切る勢いなので最低でも10気圧(15気圧以上入ります)必要です。(携帯用CO2ボンベとか、並のフロアポンプじゃ入らないかも。)
  • サイドウォールが極薄なのでカンカンに入れとかないと転がりが重たくなってしまいます。入れてもロードノイズが大きいのでパワーロスは結構ありそう。
  • 空気圧を思いっきり上げとかないと使えないので当然グリップ性能は低くなります。そもそもブレーキングなんて想定されて居ないかも。
  • トレッド面のゴム厚が殆どないためアスファルトの上ではもの凄く短寿命(使い捨てかも?)。
  • パンクの危険性も凄く高そうです。路肩のアスファルトとコンクリとの継ぎ目が荒れている道ではリムを擦らないかとビクビクです。

と言う具合で言うならば「決戦用」ならぬ「計量用」って感じ。とても楽しいサイクリングは望めません。

そう言う訳で今、このタイヤはツール缶の中にスペアとして待機させて居ます。いざって言う時に「帰って来られれば良い」と言うおまじない用なら軽いに越したことはありませんから。畳むとクリンチャー用のチューブ並に小さくなるのも携帯にはうってつけです。

1 件のコメント:

  1. 凄杉るw
    余りにもご機嫌なチューブラー杉て 

    笑いが止まらない…

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